今日から執事


絢音という人物を知ってから。
そして真斗が時折ぼーっとするようになってから幾日が過ぎた。


アンに依頼してからも幾日がたったが、未だに情報は届いていなかった。

早綺は早綺で、情報を集めようとしたが屋敷内に真斗の過去を知っている人は皆無で、直接訊くのも躊躇われた。

おまけに樫原で大切に育てられた早綺には情報を得るための手段がなかった。

そのため小さな情報さえも集められておらず、早綺はアンに頼るしかなかった。


今日も一日何も出来ないのかと溜め息をつく。

ふらふらと立ち上がり吸い寄せられるようにパソコンを起動する。

どうせアンからの返信は来ていないだろうという考えからの行動だったが、立ち上げてみて驚愕した。


諦めかけていたアンからのメールが届いていたのだ。


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