Sin
「え?」

「確かに、僕はいつまでと期限を決めなかった。だから、逆にどんなに長くても良いわけだ」

怪訝そうに眉を寄せるシン。ジャックは似合わない不敵な笑みを浮かべて続ける。

「僕はシンに老後の世話までしてもらうつもりなんだけどな」

「はあ!?」

突然話がとんでもない所まで飛躍し、シンは思わず大声を出した。老後の世話?

「この分じゃ僕は一生結婚出来そうにないしね。だから、息子同然のシンに世話になろうかな、と」

息子。心臓がドクンと反応する。

「で、将来シンは可愛いお嫁さんをもらうだろ、そうしたら僕は孫の世話をしながらのんびりと余生を」

「ちょっと待て。そこまで勝手に話作んな」

勝手に人生プランを作っている楽しそうなジャックの膝をぺちと叩き、シンは呆れたように息をついた。


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