Sin
「お待たせー!」

ミーミルと同じ髪の色をした少年が駆けてくる。

「もう、お兄ちゃん遅いよ!」

「ごめんごめん。途中でリデラ先生に呼ばれてさ、遅くなっちゃった」

ごめんね先生、と手を合わせるセイジ。きっと優しいお兄ちゃんなんだろうな、とシンは彼を観察する。

柔らかい雰囲気を漂わせているセイジの薄茶色の瞳。その視線がジャックからシンの方へ移り。

「はじめまして、セイジです」

「は、はじめまして、シン、です」

緊張して固くなっているシンににこにこと笑いかけ、セイジは右手を差し出した。


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