Sin
教室には“先生と一緒に住んでる子”に興味津々な子ども達が集まっていた。

セイジはシンの手を引き、教室へ向かう。不安そうに時々ジャックを振り返るシンに、ジャックは大丈夫だと優しく頷いた。

「おはようー」

いつものように教室に入るセイジを、いつもと違って一斉に振り返る子ども達。

「シン君、来てくれたよ」

自分に向けられている沢山の目。怖くて直視出来ず、シンは俯いたまま小さく会釈した。

と、周りに集まってくるみんな。あっというまにシンとセイジは子ども達に取り囲まれた。

「具合良くなった?」

「わ、ほんとにハーフなんだ!」

「すごい! 黒い銀髪の人初めて見た!」

「俺、タイチ。よろしく!」

「ね、先生とどやって会ったの?」

矢継ぎ早にかけられる言葉に戸惑っているシンの肩をぽんぽんと叩き、セイジは笑いながらみんなに言った。

「シン君困ってるよ? 一人ずつ順番に話さないと。まずは座ろうよ」

まずは机と椅子を下げて。円形にね、とセイジはみんなに指示する。

ジャックとセイジの間に座ったシンは、ワイワイ言いながら座るみんなをそっと観察した。


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