Sin
母親は嗚咽しながら話し続ける。
「……幸せになりたかった。今度こそと思っても必ずシンの存在が全部をぶち壊した」
「……」
「そんな事を繰り返すうちに、シンを可愛いと思えなくなって……あたしの不幸はこの子のせいだって、あの男と同じ顔のこの子さえいなければって、そう思った」
ぎゅっと拳を握ったジャックを見上げて口早に言う。
「愛さなきゃと思ったわ! 自分が産んだ子を愛せないなんて最低な母親だと自分を憎らしくも思った!」
でも、と涙を流しながらうなだれる。
「……疲れたの。父親に似たシンの顔を見ていたら憎くてつい手をあげたくなって、そうなるのが怖くて家に居ないようにした。……なのに」
両手で顔を覆い、言葉を押し出すように母親は話した。
「あの子はいつもあたしを待ってた。どんなに遅くに帰っても必ず待ってた。耐え切れなくて手をあげても、酷い事を口にしても母さん母さんって……それが辛かった」
「……幸せになりたかった。今度こそと思っても必ずシンの存在が全部をぶち壊した」
「……」
「そんな事を繰り返すうちに、シンを可愛いと思えなくなって……あたしの不幸はこの子のせいだって、あの男と同じ顔のこの子さえいなければって、そう思った」
ぎゅっと拳を握ったジャックを見上げて口早に言う。
「愛さなきゃと思ったわ! 自分が産んだ子を愛せないなんて最低な母親だと自分を憎らしくも思った!」
でも、と涙を流しながらうなだれる。
「……疲れたの。父親に似たシンの顔を見ていたら憎くてつい手をあげたくなって、そうなるのが怖くて家に居ないようにした。……なのに」
両手で顔を覆い、言葉を押し出すように母親は話した。
「あの子はいつもあたしを待ってた。どんなに遅くに帰っても必ず待ってた。耐え切れなくて手をあげても、酷い事を口にしても母さん母さんって……それが辛かった」