Sin
「シンの母さんはシンを憎んでなかった」
「……え?」
覚悟していたのと正反対の事を言われ、シンは驚いて聞き返した。
「母さんが恨んでいたのはシンじゃなくてシンの父さんだったんだ。母さんの事を裏切ったから」
そう、と呟いてミルクを一口飲む。
「シンを殺したかったんじゃないって苦しそうに泣いてた。自分が何をしているのか分からなかったって」
ジャックは溜息をついて続けた。
「愛したいのに愛せないって……シンを愛せない自分を憎らしく思っていたそうだ」
「……ふーん」
シンは表情を変えずに相槌を打つ。かと思うと、突然コップを掴んでブランデー入りのミルクをゴクゴクと飲み干した。
「だからって、シンの母さんがした事は決して許される事じゃないが」
「……え?」
覚悟していたのと正反対の事を言われ、シンは驚いて聞き返した。
「母さんが恨んでいたのはシンじゃなくてシンの父さんだったんだ。母さんの事を裏切ったから」
そう、と呟いてミルクを一口飲む。
「シンを殺したかったんじゃないって苦しそうに泣いてた。自分が何をしているのか分からなかったって」
ジャックは溜息をついて続けた。
「愛したいのに愛せないって……シンを愛せない自分を憎らしく思っていたそうだ」
「……ふーん」
シンは表情を変えずに相槌を打つ。かと思うと、突然コップを掴んでブランデー入りのミルクをゴクゴクと飲み干した。
「だからって、シンの母さんがした事は決して許される事じゃないが」