chance
セバスチャンに連れて来られたアタイの部屋は、まるでおとぎ話に出て来るお姫様の部屋の様だった。


20畳はあると思われる部屋の真ん中に、おとぎ話でしか見たことねぇですゼッ!的な、お姫様ベッドが置いてある


これ何インチなんだよ?的なテレビも置いてありますゼッ!!


クローゼットを開けると、これまた

『なんじゃこりゃあ』

顎が外れるかと思ったゼッ!!!

一体何着あるんですかい?的に洋服がかけられてあって、一体何足あるんですかい?的に靴が並べられていた。


すげぇー!!すげぇーじゃねぇか!めちゃくちゃ興奮しちまうゼッ!


私『セバスチャンすげぇーじゃねぇか!』


セバ『御嬢様そん…ヒャ〜』

私『わぁお〜っ!』

なんだよっ?

いきなり叫ぶんじゃねぇよ!

ビックリするじゃねぇかよ!

アタイまで釣られて叫んじまったよ

ジジィぼけやがったのか?

訳分かんねぇ事しやがると、潰すぞこら!!


私『セバなんだよ!いきなり叫ぶんじゃねぇよ!』


セバ『私はセバではありません!セバスチャンです!』


って、オメェどっからどうみても日本人だろうが!



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