だから…惚れてるんだってば!! 俺と先生の恋愛事情

君を…愛してる

迎えに行った時、直が凄く小さく見えた。


今にも消えてしまいそうな位…。


「直!!」


そう叫んだ時、今にも泣き出しそうな顔で俺を見た。


震える細い腕を、俺は掴んだ。


何処かに行ってしまわない様に。


「りゅ…じぃ…。」

顔に付いた、雨の雫と一緒に涙が零れ落ちた。


俺は、濡れた髪を拭う事しかしてやれねぇのか?


彼氏として、一人の男として…。



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