1/2 〜危険なベターハーフ〜


帰ってきた言葉は
俺が思っていた言葉とはちょっと違っていた。

でも、
うれしい違いだった。



「紘ちゃんと、初めて会った時からだよ…」

こんな違いなら悪くない。



俺の腕の中に包まれた小さな姫はやっと本当の居場所に包まれた。

騎士がやっと、
姫を見つめたから。



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