1/2 〜危険なベターハーフ〜
そうっと眼を見ると、
やっぱりドキドキしちゃう。
顔が近くて、心臓がうるさい。
こんなにドキドキしてるとこ、
知られたくないのに…
「ちぃ百面相してんの?」
柔らかな笑みを浮かべながら、
顔を近づけてくる。
からかう気満々だ〜っ。
慣れてないのを
面白がらないでよっ。
紘ちゃんみたいに場数
踏んでないんだからね。
まったくっ。
「拗ねるなよ…ちぃ」
大きな掌が優しく髪を撫でる。
この仕草が好き。
この手に触れられていると、
何でも許せちゃう気がする。
あたしの魔法の手。
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