1/2 〜危険なベターハーフ〜
気怠そうに身を起こし、
冷蔵庫から水を持って
ベッドに腰掛けた紘ちゃんは、
思い出したように口を開いた。
「桜井の姫を助けに行くけど…
ちぃも手伝ってくれるか?」
思いもよらなかった。
あたしにとってみれば、
美羽さんはライバルだった。
ずーっと、
紘ちゃんのこころを
鷲掴みにしていたひと。
あたしと重ねて見ていたにしても間違いようのない事実だった。
そのひとに
会いに行くなんて…
.