1/2 〜危険なベターハーフ〜

お姫様な約束



半ば無理矢理に決まった日程は、次の日曜日。

勝ち誇ったような満面の笑みを浮かべた、このじゃじゃ馬姫は、鼻歌交じりにケーキの箱を開けてる。


…ほんっとに子供だな。


でも、想像してた通りに
わくわくしながら手を伸ばす姿を見ているのは。

なんだか好きだ。


「ここのケーキ美味しいんだよ!なんで紘ちゃん知ってるの?」

甘いものが苦手な俺。


いつもちぃが食べてる姿を呆れながら見ていた。



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