1/2 〜危険なベターハーフ〜


どこか頬が紅く、
視線が左右に揺れる。

理由はわかってる。


でも、今だけは、
知らない振りをしていたい。



「あの…」

言いにくそうに、
甘く切ない声が響く。



ついに来たか。



助手席にある、
準備万端の産休の書類に
視線が向いてしまう。


ちゃんと、
昨夜は話し合えたのか。



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