1/2 〜危険なベターハーフ〜
「浅野さんは美羽にだけ、
絶対に絶対に優しいもん。
千早なんかよりずっと」
子供みたいに髪を揺らして
聞き分けのない幼稚園児みたいに涙をあっと言う間に眼にためて。
「美羽だけなんだもの。
どうやったってあたしには適わない。どんなにおしゃれしたって、どんなに化粧を変えたって、浅野さんは気付かない…!」
いつもの威勢のいい、勝ち気な瞳はそこにはなかった。
化粧が崩れたって構わない、泣きじゃくった千早ちゃんがそこにいた。
.