世界の説明書
暗く辛い世界は人々に知識を与え、知識は人を孤独にした。
孤独は人に狂気を与え、狂気は人に快楽を与えた。
快楽は人に生きる力を与え、生きる力は人間に死を自覚させた。
自覚された死は人に時間を与え、時間は人に平等を与えた。
この宇宙で唯一平等な時間は、光によって曲げられ、光は闇から生まれた。
闇は恐怖と共には無から零れ、恐怖が消えた無は透明だった。
透明なものが透明な形の透明な音で、透明を運んでいた。