世界の説明書
逆世界


カン、カン、カン、何か、鉄のような物が、同じく鉄の様な物体とぶつかる音が聞こえる。キャン、キャン、シャン、こちらも同じく、鉄のこすれる音がする。自分が体を動かすとこの音が聞こえる。という事は、空耳ではないな。なんか、だるいな、あと、なんか暑い。早く起きないと。エアコンのスイッチはどこだ。体がなんか、変だ、、ぞ、、
カン、カンカン、 またか、うるさいな。カン、チャン分ったよ。誰だよ。


「私だよ、私だよ、分るかね、私だよ。」

「は、誰だ。 なんで俺の部屋に誰かいるのだ。誰だ、そうか、まだ、寝ぼけているのだな。早くあのジュースを飲まなければ。革命の為に動くのだ。」

 「カクメイ? 何を言っている。お前は、今自分が何処にいるのか分っておるのかい。一人でここで何をやっていた。ここは私の部屋だよ。お前の部屋なんぞではない。」

「はは、よくしゃべる幻想だな。うるせえな。あああああ、いらいらする、どうした、あれ、目を開けているのに何も見えない。なんだ、まだ、夜か、まだ夜なのか。というか、今は何時だ。おいい、おいいい、あ、あれ、手がなんか、動かないぞ、動かない、何で動かない。」 
 
ギシギシ、カン、

「お前は動けないのではない。動けなくさせられているのだ。私にお前は、動けないようにされているのだ。」

< 164 / 200 >

この作品をシェア

pagetop