世界の説明書
そうやって私は常に消されてきた。私は存在すら許されなかったのだ。彼等に、教えてやらなければならない。お前等に、誰かを消す権利は無い、という事をだ。
だから、私が彼等を消してやったのだ。今まで、私の事なんて見えなかったのに、いざ、自分が消されるとなった瞬間、私は現実となり、具現化された。このセカイに召還されたのだ。お前も、彼等同様、セカイを自分の都合のいいように変えていただろう。自分は賢く、ミスもせず、人を簡単に支配できると考えているだろう。よく考えてみろ、今までのお前の人生で、一体、何か一つでも成功したか。何に耐え、何に偲び、何を恐れた。痛みからも、恐怖からも逃げ続けたお前に何が宿った。お前は何をした。お前は誰だ。言ってみろ。答えろ。お前はなんだ。」
ザザと砂と彼のブーツの底がすれる音がした。
だから、私が彼等を消してやったのだ。今まで、私の事なんて見えなかったのに、いざ、自分が消されるとなった瞬間、私は現実となり、具現化された。このセカイに召還されたのだ。お前も、彼等同様、セカイを自分の都合のいいように変えていただろう。自分は賢く、ミスもせず、人を簡単に支配できると考えているだろう。よく考えてみろ、今までのお前の人生で、一体、何か一つでも成功したか。何に耐え、何に偲び、何を恐れた。痛みからも、恐怖からも逃げ続けたお前に何が宿った。お前は何をした。お前は誰だ。言ってみろ。答えろ。お前はなんだ。」
ザザと砂と彼のブーツの底がすれる音がした。