世界の説明書
芸術
二郎は満足していなかった。というのも、明子の死に顔が自分の想像していたのよりも前衛的ではなかったからだ。もっと激しく、斬新的な死体に成る事を期待していたのに、とんだ期待外れだった。あんな死体はインターネットでいくらでもあった。写真ではなく現実の死体はもっと自分を興奮させてくれものと期待していたが、何てことは無かった。点数で言うなら六十五点ぐらいだった。ただ、あのババアの下半身丸出しの姿には多少なりとも笑えた。それに、急所に注射器を刺したまま死んだあのホームレスの幸せそうな死に顔をみて、自分はなんと良い事をしたんだろうと、自分の優しさに怯えた。自分はあんなゴミ相手にも優しすぎるな、もっとこのセカイに厳しくならないとといけない、と自らに警告した。
そして、二郎は乾いていた。なぜなら、あの事件の日から、全くあの子を見る事がなくなったからだ。まさか、転校でもしたのか。いや、そんな事はないはずだ。断言は出来ないが、二郎の感覚がそう言っていた。。では、もしかしたら、学校に通えない程ショックを受けているだけではないかと推理した。母親が死んだのだ。まあ、悲しい事の範疇だろうと、二郎はあの子の心境を探ってみた。母親がホームレスにレイプされ、殺されたら、、、、と二郎は想像してみた。そして、笑った。
二郎は満足していなかった。というのも、明子の死に顔が自分の想像していたのよりも前衛的ではなかったからだ。もっと激しく、斬新的な死体に成る事を期待していたのに、とんだ期待外れだった。あんな死体はインターネットでいくらでもあった。写真ではなく現実の死体はもっと自分を興奮させてくれものと期待していたが、何てことは無かった。点数で言うなら六十五点ぐらいだった。ただ、あのババアの下半身丸出しの姿には多少なりとも笑えた。それに、急所に注射器を刺したまま死んだあのホームレスの幸せそうな死に顔をみて、自分はなんと良い事をしたんだろうと、自分の優しさに怯えた。自分はあんなゴミ相手にも優しすぎるな、もっとこのセカイに厳しくならないとといけない、と自らに警告した。
そして、二郎は乾いていた。なぜなら、あの事件の日から、全くあの子を見る事がなくなったからだ。まさか、転校でもしたのか。いや、そんな事はないはずだ。断言は出来ないが、二郎の感覚がそう言っていた。。では、もしかしたら、学校に通えない程ショックを受けているだけではないかと推理した。母親が死んだのだ。まあ、悲しい事の範疇だろうと、二郎はあの子の心境を探ってみた。母親がホームレスにレイプされ、殺されたら、、、、と二郎は想像してみた。そして、笑った。