世界の説明書
彼が目を覚ますと彼は、なんでか彼の母親が眠るテントの中にいた。ぼやける視界でも母の香りはとろけた彼の脳の表面にだけ皺を刻んだ。昨日置いておいたドーナツが半分ほど減っていたので、珍しく食欲があったのだと、小康を喜ぶうちになぜ自分がここにいるのかを一瞬にして考えた。が、また2分程たっていた。
「おじさん、おばあちゃん病気なの。風邪薬ならあるよ。僕も風邪引いたからさっき買ってきたばかりの物だよ。ほら箱も開いてないでしょ。」
見てみると確かに5センチ四方の箱は点線がきちっと繋がっていた。
「おじさん、いきなり倒れちゃうんだもん。びっくりしたよ。さっき僕がおじさんに何を言ったの。僕はおじさんの頭にボールをぶつけてしまったから謝ろうとしただけなのに。いきなり起き上がったかと思うと、気絶しちゃうんだもの。大丈夫?」
「おじさん、おばあちゃん病気なの。風邪薬ならあるよ。僕も風邪引いたからさっき買ってきたばかりの物だよ。ほら箱も開いてないでしょ。」
見てみると確かに5センチ四方の箱は点線がきちっと繋がっていた。
「おじさん、いきなり倒れちゃうんだもん。びっくりしたよ。さっき僕がおじさんに何を言ったの。僕はおじさんの頭にボールをぶつけてしまったから謝ろうとしただけなのに。いきなり起き上がったかと思うと、気絶しちゃうんだもの。大丈夫?」