世界の説明書
「おばあちゃん元気になった? 涼しくなったからさ。ねえ、あ、でもおばあちゃん起こしたら悪いもんね。」
二郎は心配していた。心から心配していた。
おばあちゃんが死んでいるかどうかを。
心配で昨日はPC画面が黒い鏡になっていた。それに反射したテレビの中で日本国首相が他の国の大統領と握手し、無数のフラッシュの中、作り笑顔で何かを互いに囁いていた。
「ねえ、聞いてるの、感謝してよね、あれ、高かったんだから。ねえ、ありがとうは?」
彼は何も言えず、いや二郎の事すら目に入っていない様だった。二郎は彼を見ると確信した。老婆は死んだ。そして、彼も死んだと。
念には念をと前回の計画の失敗を含め、二郎は、何も言わず彼の母親のテントの中に入っていった。そして、乾ききった死体の腕を掴み、何度揺らしても反応が無いことを確かめた。二郎は、またしても自分の計画が上手くいった事に喜び、思わずテントの中で一人自らの股間をいじりだしたが、本当の計画はこれからだった事を思い、兜の緒を締めた。そして二郎はテントを出た。
二郎は心配していた。心から心配していた。
おばあちゃんが死んでいるかどうかを。
心配で昨日はPC画面が黒い鏡になっていた。それに反射したテレビの中で日本国首相が他の国の大統領と握手し、無数のフラッシュの中、作り笑顔で何かを互いに囁いていた。
「ねえ、聞いてるの、感謝してよね、あれ、高かったんだから。ねえ、ありがとうは?」
彼は何も言えず、いや二郎の事すら目に入っていない様だった。二郎は彼を見ると確信した。老婆は死んだ。そして、彼も死んだと。
念には念をと前回の計画の失敗を含め、二郎は、何も言わず彼の母親のテントの中に入っていった。そして、乾ききった死体の腕を掴み、何度揺らしても反応が無いことを確かめた。二郎は、またしても自分の計画が上手くいった事に喜び、思わずテントの中で一人自らの股間をいじりだしたが、本当の計画はこれからだった事を思い、兜の緒を締めた。そして二郎はテントを出た。