甘い記憶

遊園地

−当日−

桜はいつもより可愛い服を着て,急いでバス停へと向かった。

「あ,桜〜〜!!こっちこっちぃ〜♪」

杏菜が大きな声で桜を呼ぶ。

「オハヨー杏菜!」

「ちょいと遅かったね☆」

「アハハ…ゴメンね〜」

杏菜のうしろに
同い年ぐらいの男の子がこっちを見ている。

「あ、こんにちは!俺 翔太☆
よろしくぅ〜!」

桜はテンション高い人だなぁと思った。

「あれ…?桜ちゃん、また会ったね!」

桜はびっくりした。
なんと、あの春樹だったのだ。

「は、春樹先輩!?どうして…」

「私が誘ったの☆春樹先輩、けっこう有名だよね〜!」

桜は不思議に思った。

「…有名??」

「桜知らないのぉ〜!?春樹先輩、学校1のイケメン男子で有名なんだよ!?」

「え!?マジで!??」

「うん♪翔太は2番目!」

『私…凄い人と知り合いになっちゃったな…』

桜達が話し込んでるうちに,バスが来た。

「あっ!バス来た!!みんな〜乗るよ〜♪♪」

杏菜が他の人に聞こえるように大きな声で言った。

『今日は楽しくなりそう!……かな??』

< 9 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop