いばら姫



『 …メール
池上さんから 』


「 何だって? 」


『 …そっちは任せるから
宜しく頼むって

…後は、ユカの行動のフォロー 』


真木は苦笑して、煙草に火を着けた

薄暗い車内に
マッチに燈された明かりと
灰谷の携帯のランプだけが、
青く、間隔を空けて光る





――― 突然

"いつか、こんな事はなかったか?"と
自分の頭の中から、声がした





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