*Hug Me*
『別にあんたには関係ないから。
それにしてもあんたの仲間は
礼儀もちゃんと教わってない連中
ばっかなのっ?!
こんな夜遅くに、しかも
扉の前に立って通行の邪魔するって
どういう事?
悪いのはそっちって見たら
分かる事なのになんで被害者の
私が怒鳴られなきゃいけないのっ!?
不良ってバカが多いって聞いたけど...
ここまでバカだとは思わなかったわよ!』
私は勝ち誇った顔をして
コンビニの中に入った。
後ろを見ると不良達は立ち尽くしたまま。
ふんっ、ざまーみろっ!
私はその後、暖かいお茶と
肉まんを一つ買った。
ラッキーな事に助けてくれたお礼と言って
店員が肉まんを一つおまけでくれた。
いぃ事したなぁ~と思ってコンビニを
出るとさっきまで居た不良が
まだ居た。
それも私を待っていたようで...。