【完】宛先不明のラブレター
1度離れた唇が再び重なったとき、俺はそんなことを考えていた。
…考えながら、しばらく俺は果枝ちゃんにされるがままだった。
考えるまでもなく、果枝ちゃんを離すことは出来るのなんてわかりきっていた。
なのに、俺はどうしようかと考え、果枝ちゃんにされるがままだった。
…責任逃れ?
「っは、ちょ、ちょっと果枝ちゃん、」
「……」
そう思った瞬間に、俺は果枝ちゃんの両肩を掴み、距離をとってから一気にベンチに押し倒した。