【完】宛先不明のラブレター


頭を打たないように注意を払って押し倒した後、彼女を組み敷いた。




「…?!」

「形勢逆転だね?」

「なっ、え、え、」


先程まで全く抵抗しなかった奴が抵抗したのだから、驚くのは無理もない話だ。

俺の下で慌てている果枝ちゃんを見ながら、俺はため息をついた。




「大人をからかうもんじゃありません。」

「からかってなんか…!」


…そうだろうね。

ふざけてなんて、こんなことしないだろうね。

そんなことわかってる。


< 173 / 391 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop