【完】宛先不明のラブレター
頭を打たないように注意を払って押し倒した後、彼女を組み敷いた。
「…?!」
「形勢逆転だね?」
「なっ、え、え、」
先程まで全く抵抗しなかった奴が抵抗したのだから、驚くのは無理もない話だ。
俺の下で慌てている果枝ちゃんを見ながら、俺はため息をついた。
「大人をからかうもんじゃありません。」
「からかってなんか…!」
…そうだろうね。
ふざけてなんて、こんなことしないだろうね。
そんなことわかってる。