【完】宛先不明のラブレター
「いーや?」
「じゃあ何で笑ってんの?」
楽しそうに笑っていた茉莉は、俺の言葉を聞いた瞬間笑うのをやめた。
そして俺から少し離れて俺の顔をしっかりと見た。
その顔に、笑みはない。
「…聡ってウソツキだなぁと思って」
「……?」
「結婚した日、私を永遠に愛してくれるって誓ってくれたのに。…法律で、聡を私に縛り付けられたと思ったのに」
「…何、いきなり。俺はその約束を破った覚えは「わからないわけ、ないでしょ?」