【企】真夏の夜に、君に溢れる想いを
そう言うと、
「ふ~ん」
「確かにイケてると思うけど、タイプじゃないし」
と、口にする2人。
っていうことは、応援してくれるってことだよね?
そう思ってたんだけど……
「お嬢様方、そろそろパーティーのお時間です」
あっという間に時間が経ってしまって、結局名前さえ聞けてない。
「協力してくれるんじゃなかったのーー!?」
執事喫茶から出てそう叫んだ私。
「協力するとか言ってないし」
あっさりと言う2人。
うぅ……
確かにそうだけど。
けどさ、さり気なく協力くらいしてくれたっていいじゃん!