【企】真夏の夜に、君に溢れる想いを
そう思っていたら、ドアから声が聞こえた。
「じゃあ俺行ってくる」
「おう、お疲れ!」
こ、この声は!
振り向くと歩いていくあの人の後ろ姿。
2人が協力してくれないことは、よく分かった。
そうだよ……
私、散々学んできたじゃん。
「出会いのきっかけは……」
そう呟いた私を見る2人。
「自分で作れ!!」
そう言って気合いを入れた私は、例の彼の方へ駆けていった。
--ドーンッ!
「きゃあ!すみませんっ」