大空で駆ける
アタシは考えてる千尋から目を離し
歩道橋から下を眺めた

!!

歩道橋から見て右下の道
公園のある辺りを渚が自転車をひいて歩いているのが目に入った

「いた!」

声に反応して千尋がアタシを見る

「ほら!あそこ!」

アタシは千尋のTシャツの袖を軽く引っ張りながら言った

「渚!!」

駄目だ
ここからじゃ周りの雑音に負けて
声が届かない

「下おりるぞ!」

千尋に言われて走り出す
渚がいる右側は階段で自転車の千尋は降りれない
仕方なく左側の坂道から降りることにした
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