(仮)先輩
「あーあ…今日も遅くなっちゃった。」
部活で友達と話し込んでたら10時!
家まで5分だから良いんだけどね。
「それにしても夜の学校ってやっぱり不気味だなあ。」
携帯を触りながら廊下を歩いてるとカタッカタッって足音。
「ふぎゃっ」
すんごい怖がりな私だからびびって足が進まない。
足がくがくで目から涙。
だんだん近づく足音。
目をつぶっていたら、
「どうした?大丈夫か?」
「人間!!!!」
「………はぁ?」
思わず叫ぶと人間さんのため息が聞こえた。
目をふいて顔を上げたんだけど、月の光で逆光になってて誰かわかんない。
とりあえずすみませんと行って帰った。
手についてたブレスレットかっこよかったなー。シルバーの鎖みたいなっ。