プリンス君家の7日間
この世から、涼という存在が消えた。
その事だけが名簿を見て、現実味を帯びる。
なぜ?
どうして?
そんなコトは、誰にも分からなくて…。
「…ねぇ、涼の家って分かる?」
あたしは鼻をすすりながら、心ここに在らずの顔をした圭人に問い掛けた。
圭人は首を横に振る。
「あの金曜から、何も連絡なんて無かったし家も分からない。」
「…そう……。」
あたしと圭人は、座り込み俯いたまま何も言わなかった。