あの暑い 夏の記憶

4つのペットボトルに、搾りたての生乳と生クリームを入れ、塩を加えた。


それを手に持って上下に降り出した。

「はい、これをただ振るだけ!」


「…えーっ!?それだけっ!?」



それぞれ、ペットボトルを取り、自分の体の前で思いっきり腕を振る。



30分振り続けると、手首から腕が痛くなってきたのと同時に、ペットボトルの中のミルクが固まりが出来ていたのがわかった。



残った水分を器に移し、準くんがハサミでペットボトルを切ってくれた。


開いたペットボトルの中は白く固まっている。


「これでバターの出来上がりだよ」

と、準くんが、味見をした。


準くんのお母さんが焼いた、手作りのパンとヨーグルトを出してくれた。

「お昼だから、食べちゃって」


「いただきまーす…」


「おいしー!!」

作りたてのバターは、準くんのお母さんが焼いてくれたパンにとてもよく合っていて。


わたしたちは、食べるのをやめられなくなった。


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