逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫


『あ~、あれ??文化祭の出し物をクラスと別にもうひとつ俺らだけでやるだけだけど??』


「へ~…クラスと別に…。
で、なんでその“俺ら”に俺が入ってるわけ??」


『んなの当たり前じゃん。』


その当たり前にするのをやめてほしいから怒ってるんだけど…


「あのな~……。」


なんか、もうどうでもいいや…。
いや、もう分かってたんだけどね…
こいつらの相手は疲れた。
どーせ何を言っても無駄だろうし。

勝手に言わせておいて、スルーしとけばいい。

しばらくしてなんやかんやで、文化祭の出し物を決めることになった。

出た案は定番の喫茶店系。メイド喫茶に執事喫茶、ホスト&キャバなど…
とにかくやりたいものが出てこない。


「…はぁ…」


喫茶店は嫌じゃないけど、他のホストやキャバはパス。
それに、どうせならもっと違うものがいい。


『はいはーい!』


狭「どうせなら」


倖「体育貸し切りでお化け屋敷なんてどーお??」


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