逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫


ハハッ…絶対嫌だ。殺す気かコノヤロー


「そっか!狭哉クンたちがいるならそういうこともできるんだっ!」


それからも周りは賛同モード…これはヤバい。
お化け屋敷をやるくらいなら、喫茶店のが100倍いい。


「あ、あのさ…提案なんだけど…」


『んだよ季智~』


狭「せっかく話がまとまってきてんのに」


倖「いちゃもんつけるわけ??」


「あのさ、体育使えるならお化け屋敷と喫茶店、半々でやらない??広いんだし、場所を半分に分けて…」


私の意見にみんなも賛同してくれて、多数決をとろうとしたとき…


『あ~、喫茶店はダメダメ。』


「なんで…っ…」


『柊+季智の【SECRET EVENT】は喫茶店だから。 』


そんな理不尽な(勝手な)都合で、結局私たちのクラスはお化け屋敷だけとなった。


「俺、受付。」


役割分担も始まり、私はすぐに受付にまわった。
しかし、それはクラス全体が許してくれなかった。


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