逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫
隠せる…??
「なら…」
「君が本当にそれでいいならだ。」
それってどういう…
「返事は明日聞かせてくれ。今日一日じっくりとよく考えるといい。」
結局、その日私はすぐに理事長室をでて、考えていた。
倖「よっ!」
「倖哉か。どうした??」
倖「ちょっと話いい??」
「あ、うん。」
俺たちは屋上に行って二人隣になって座った。
倖「苺華はさ、俺達が8歳のときに親繋がりであったんだ。
でも、苺華は俺達を見分けることができないんだ。」
「え、でもさっきは真っ先に狭哉のとこに…」
倖「狭哉は苺華が苦手だから、見つけるとすぐ隠れる癖があるんだよ。
それを知った苺華はその時だけ見分けることができる。
狭哉は馬鹿だから…反射で隠れちゃうんだよ。」
倖「苺華が狭哉を好きになった理由はわからない。
でも…俺達…こんな一緒なのに…なんでなんだろうな。」
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倖「希沙…お願いだから、絶対に苺華には女ってことはばれないようにしてくれ!」
「なんで??」
倖「………いつか話すよ。」