逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫
謙遜してません。
それより、透センパイは言葉遣いが裏だけど、大丈夫なんだろうか。
他の生徒がいつ来てもおかしくないこの状況で、その言葉遣いはやめたほうがいいんじゃない??
そう思って、本人にいったけど「大丈夫」とスルーされた。
理由はわからないけど、どうやらこの教室近辺に他の生徒は愚か、教師も来ないらしい。
どうせ理事長息子の権限でも使ってるんだろうけど…。
「希沙チャン!!苺華、メイド服なんて初めて!!似合う??」
フリフリなミニスカートに、ニーハイというのは、容姿端麗、スタイル抜群な苺華チャンに似合わないはずがなく、さっきも見たけど、やっぱり可愛い。
私は正直に「可愛いと思うよ」って言った。
「苺華ね、メイド服気に入った!!これ、フリフリだけど可愛いよ!!
キョー君や希沙チャンのためにも頑張って接客するから!!」
「あ、ありがとう。
そうだ、私の友達も来るんだ!苺華チャンにも紹介するね」
「希沙チャンの友達??
苺華、紹介してくれるんだ…」
苺華チャンは俯いたまま、顔を上げなかった。
も、もしかして…気に障るようなこと言ったかな??