逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫
「もしかして…嫌だった??」
そんな私の言葉に、急にガッと顔を上げて、首を激しく横に振った。
「ち、違うの!!
苺華……希沙チャンにあんなことしたから……
ホントは、まだ嫌われてると思ってた…
だからね、希沙チャンの友達に紹介してもらえるのは、認められた気がして嬉しかったの!!!」
必死に説明する苺華チャンは、目尻に涙を溜めながら笑っていた。
全く……あの事件以来、苺華チャンは変わったな…
なんか、女王様から可愛い仔犬みたいな感じ???
ってか、ここまで変わるほどの事件だったか??
いや…もしかしたらこっちが本性なのかも…
あれくらいで…人間が変われるなら、皆かわるよ???
「そっか。じゃあまた文化祭のときに」
「うん!!」
倖「なんだよ~。俺も話しにいれろ」
そんな会話に入ってきた倖哉。いれろって命令系かい。
「明日香たちの話だよ」
「あぁ、あのギャルたちか…」
「そうそう、あのギャルたちを苺華にも紹介するっつだけ」