逆ハーレム☆意地悪王子と訳あり姫
「おっしゃー!!!
てめぇら明日から夏休み!
お前らは補習もねぇし俺も楽だし!
さっさと面倒な式終わらせて夏休み満喫すっぞ!」
全『オォォォォォォォォ!』
そんな、本当に教師かよって思わせるような発言をしたクセヤンと生徒のいきはぴったりだった。
季智も例外ではなく、わくわくしていた。
友達に会える、ただそれだけ。
面倒な式も終わり、皆が背伸びをして「やっと終わった~」「夏休みだぁ!」などと口々に叫んでいた。
透「季智。元気か??」
「と、透センパイ!」
雲「やっほぉ☆希沙チャン!会いたかったよぉ~!」
「雲雀クンまで!
一体、どうしたんですか!?」
こんな2年だらけのところに来るなんて、普通なら嫌だと思いますが…。
目立つし「生意気!」みたいなことを言われるし。
だけど…私の心配はいとも簡単に砕かれた。
……あ、また私って言っちゃった…はぁ~…。
女『キャァ!透様ぁ~!!!雲雀様ぁ~!!!』
そうだ。こいつ等は人気者だから…平気なんですね…。