ラブ・ヤンキー
『話ぐらい聞いてよ、お父さん!!』
『ねえ!!』
『どうして無視するの!?私が悪いことした!?』
『お父さん!!』
はっ…
「…はぁ、はぁ………また、あの夢………ゴホゴホ」
「…目が覚めた?」
横を向くと、知らない男の子がいた。
「…ここは?お前は?」
「2年3組、新原清継だ」
「シンバラ…キヨツグ?」
「知らない?」
「まぁな」
「そういえば、君、凄い熱だったよ?今はもう平気?」
熱…?
そうか、私はあの道路で倒れたんだっけ?