ラブ・ヤンキー



『話ぐらい聞いてよ、お父さん!!』

『ねえ!!』

『どうして無視するの!?私が悪いことした!?』



『お父さん!!』



はっ…

「…はぁ、はぁ………また、あの夢………ゴホゴホ」

「…目が覚めた?」

横を向くと、知らない男の子がいた。

「…ここは?お前は?」

「2年3組、新原清継だ」

「シンバラ…キヨツグ?」

「知らない?」

「まぁな」

「そういえば、君、凄い熱だったよ?今はもう平気?」

熱…?

そうか、私はあの道路で倒れたんだっけ?
< 67 / 132 >

この作品をシェア

pagetop