お嬢様は元ヤンキー!?




「おまえ、どこ行ってたんだよ。」

「ちょ、ちょっと散歩に…」

「ふーん。
こんな朝早く?」


気付けば前は奏斗、後ろは壁。


「う…うん。」

「……。あっそ。
つか腹減った。なんか作って。」

「いや、たぶん材料ないし。
言っとくけどここホテルだからね。

ていうか、そろそろ退いてくれない?」


まだ奏斗と壁に挟まれたまんまなんだけど。


「………チッ」


舌打ちされても…ι


「じゃあさっ!!
バイキング行こーよ!!!
昨日行けなかったし。」

「めんど…」

「えぇ…
でもお腹減ってるんでしょ…」

「………。
わぁったよ。行きゃいいんだろ。」

「やった!!
じゃあ早く着替えてね♪」

「ん。」


やった♪これでバイキングに行ける♪

実は行きたかったんだよね♪

「渚行くぞ。」

「あ、うん!!!」


支度するの早っ!!!




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