お嬢様は元ヤンキー!?
◆◇奏斗side◇◆
ったくコイツはどんだけバイキング行きたかったんだよ…
しかもたぶん自分は気付いてないと思うけどたまに上目遣いになってるし…
あんな顔ばっかしてたら変な男寄ってくるし。
昨日だって見廻りの時、どの階に行っても囲まれてたし。
アイツやっぱり天然か?
よくわかんねぇわ。
「ねぇねぇ奏斗。
星流学園行ってなにするの?」
「さぁ…
そういえば何も聞かされてないし。」
「…それって行く必要あるの?」
「あるからわざわざ大阪まで呼ばれたんじゃん。」
「…そうだけど。」
「素直に諦めるんだな。
ほら、着いたぞ。」
「あ、ここかぁ…
……あーっ!!!妃ちゃんっ!!!!!」
「んっ?
渚ちゃーん!!!!」
渚は片原を見つけると行ってしまった。
「おっ?
イケメン色男は朝食1人か??」
「晴樹-ハルキ-…」
晴樹とは一般生徒の中で唯一(?)俺の裏を知っている奴。
まぁ、幼馴染み何だけど。
「何か暗いなぁ…
せっかくあの渚ちゃんと同じ部屋だっていうのに。」
「………。
…何で知ってんの?」
渚が話した?
…でも晴樹のこと絶対知らないし…