お嬢様は元ヤンキー!?




「……何でいるの。」


「いちゃ悪い?」


「………別にっ!!!」


私は消毒に集中した。

あぁー…。私ホンット可愛くないなー…ι



「…アホ。」


「は?」


「貸せ。」


「えっ!?ちょっと…」


「その手でどうやって消毒すんだよ。お前右利きなのに。」


奏斗は私が持ってた消毒液を取り上げた。

どうやら私の右手の怪我はもうバレてるみたいで。


「そこ座って、手出せ。」


近くにあった椅子を指差して私に座るように指示をした。

奏斗はというと何処からかパイプ椅子を持ってきて私の前に置いて座った。


「手。」


「……。」


「はいはい、怖くないよー」


「あのねぇ…ι」


私は渋々奏斗に手を差し出す。




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