きみとベッドで【完結】
俺はいつまでおまえのことを
なにも知らないままでいなければいけないんだろうな。
「おまえはどうする? シキ」
「……どうって?」
「俺がいない間、ずっとこの部屋にいるか?」
「……」
ずいぶんなついたことは確かだ。
けれどまだ、目を離したらどこかへ消えてしまいそうな不安がある。
また俺の知らない男のところにでも、転がりこんでいてもおかしくない。
たぶんシキは、1人じゃ夜も眠れない
さみしがりな生き物なのだ。
「俺と一緒に来ないか」
アイスをひとくち食べて、俺はそう言った。
シキが大きな瞳をぱちぱちさせる。
「……え?」
驚いているらしい。
なにを言われたのか、理解できないのか。