きみとベッドで【完結】
シキはしばらく動かなかったが、不意に小さく吹き出した。
「あは……ははははははっ!」
「シキ?」
どっかのネジが飛んだみたいに、
近い天井をあおいで大笑いする。
ひとしきり笑って、笑い疲れたのか、
息をきらしながら目に涙を浮かべて、シキは俺の肩にとんと頭を当てた。
「先生は、バカだね」
「なぜ?」
小さく笑い、シキが立ち上がる。
寝室に1度消えて、またすぐ戻ってくる。
その手に1枚の紙切れを持って。
「ダメだよ先生。忘れてない?」
また俺の前に半裸で座り、
きみはその紙切れをひらひらと揺らし、
「“浅倉”からの手紙」
なにが書いてあると思う?
悪魔のように、きみは笑った。