きみとベッドで【完結】


7月7日。

七夕の日。


先週あたしは見つけてしまった。


先生のスーツのポケットから出てきた、クラシックコンサートのチケット。


公演日は7月7日になっていた。



行かせればいいと思う自分と、


行かせたくないと思う自分に悩まされて。


結局、先生に選ばせることにした。



たまに助っ人としてサックスを吹いているジャズバーで、


7月7日に演奏させてもらえないか、聞いてみたんだ。


あたしがサックスを吹くことを、先生はとても気にしていたから。



クラシックかジャズか。


“浅倉”かあたしか。


先生に、選ばせればいい。


先生自身が選ばないと、意味がない。




たぶん、そう。





あなたはきっと……あたしを選ぶ。

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