きみとベッドで【完結】
数時間前の幹生との会話を思い出しながら、
あたしはぱしゃんと自分の顔にお湯をかけた。
1DKの部屋のお風呂にしては、先生のところのお風呂は広い。
あたしが足を伸ばして入れるくらい。
お風呂が気に入ってこの部屋に決めたんだって、
先生はなんでか自慢げに言った。
「ねぇ、先生」
先生の胸に背中をあずける形で、あたしたちは一緒にお風呂に入っていた。
お湯よりも先生の体の方が、
あったかく感じる。
「あたしがサックス吹いてるところ、見たい?」
「そりゃ見たいな。見れるのか?」
「うん。またステージに立つことになったの。じゃあ先生の席、用意しとくね」
「ああ、楽しみだな。いつやるんだ?」
そんなの、
決まってるじゃない。