きみとベッドで【完結】
生徒と特別な関係になることはできない。
それには相当のリスクが伴うし、
道徳的にいけないと、俺はどうしても考えてしまう性質だ。
それなのに、浅倉は俺を惹きつける引力を持っている。
まずいんだ、このままじゃ。
「……浅倉。明日のコンサートなんだけどな」
俺の言葉に、浅倉は手をとめる。
今日は7月6日。
クラシックコンサートの日が、
浅倉の誕生日が、気づけば明日になっていた。
だが俺は明日、コンサートではなくジャズバーに行く。
それを今日まで浅倉に言わずにいたのは……
「そうだ、先生。明日のコンサートの曲、焼いてきたんです。曲についても色々説明書いてきたんで、勉強してきてくださいね」
嬉しそうにそう言って、
浅倉がCDを俺に差し出した。