怖がり少女と吸血鬼
 

「…ッ、ふ…」


ドキッ!!!!


やっぱり!!!
この二人…キスしてる!!


あたしの心臓は暴れ始め、体温はみるみる上昇。



そりゃあ、あたしだって
キスの一回や二回…







―――したことないけど。



でも、盗み見るのなんて、悪いよね。


見ちゃいけないのに、

バレないうちに逃げなくちゃいけないのに、



あたしは息を殺し、二人の行動に目を奪われていた。








< 13 / 129 >

この作品をシェア

pagetop