運命なんて信じない。
青年は眼鏡のレンズを光らせながら言いました。
「僕は……ジンと言います。
以後、お見知り置きを」
「無理!!ぜってーヤダ!!!
アンタ目ぇ光ってるよ!?
怪しい!!見るからに怪しい!!!
お見知り置きたくねェ!!」
ウェンズは顔も引きつり、かなり焦っているのが分かります。
それもその筈、ジンは明らかにさっきとは違う変態オーラを出しているのです。
ジンは、相変わらずの低い声で言いました。
「大丈夫です。僕はそっち系の趣味ではないので……。
僕が貴方を助けたのは、一族しか知らないっ、太古のっ、ロマンをッ!!!!」
「喋り方何か変―――!!!」
何故か今度は息遣いが荒くなってきたジン。
端から見れば……いえ、端から見なくても、彼が変態なのは充分伝わってきます。
彼は天を仰いで叫びました。
「知りたい、知りたい!!!
歴史を、死神の生態を、過去のロマンをぉぉぉぉぉ!!!!!」
「目ぇ覚ませ――――――!!!!!」
ガシャ―――――ン!!