運命なんて信じない。
ウェンズが歴史オタクに尋問されている時、サリは彼らのいる家の前に座り込んでいました。
「………………」
彼女は眉毛をハの字にして俯き、動こうとしません。
そんな彼女の頭上から、明るい声が降ってきました。
「ねぇ、ちょっと!!」
「え………」
サリが顔を上げると、そこにはサリと同じくらいの年の少女が立っていました。
切り揃えられた前髪、勝ち気そうな目、ふっくらした唇。
赤色の後ろ髪は、右は短く左は長く、斜めにパッツンに切られています。
(キレーな子だなぁ……)
サリはこんな事を考えながら聞きました。
「何ですか?」
「あ、喋ったぁ!!」
少女は意外そうに言うと、サリの隣にストンと座ります。